じゅうじゅうと油の弾ける音と、香ばしい匂い。ソウルの美味しい熱気を感じるなら、広蔵市場へ飛び込んでみてください。
ここはストリートフードの巨大な迷路です。通路の両側には屋台がぎっしり並んで、みんなが小さなベンチに肩を寄せ合って座っています。
ぜひ探してほしいのが「ピンデトック」と呼ばれる緑豆のチヂミ。店先で豆を挽いて、たっぷりの油で分厚く、カリカリに揚げ焼きにしていく。熱々をかじりながら冷たいマッコリを飲むのが、たまらないんですよね。
パクッと一口でいける「麻薬キンパ」も外せません。特製のからしソースにつけて食べると、その名の通りやみつきになります。
でもこの市場、食べて終わりじゃないんです。階段を上がった2階には、古着の山だけじゃなくて、布と仕立ての店が迷路みたいに続く別世界が広がっている。1階の熱気のすぐ上に、まったく違う時間が重なっています。
