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王の魂が眠る、研ぎ澄まされた静寂の森の宗廟

歴史建築王宮静寂

歴代の王と王妃の位牌を祀る、華飾を削ぎ落とした長大な木造建築「正殿」。魂だけが通る「神路」を避けながら、ソウルの喧騒から切り離された深い木漏れ日の中を歩きます。

トランスクリプト

景福宮のような色鮮やかな王宮を見たあとだと、ここ、宗廟の研ぎ澄まされた静けさには、少し驚くかもしれません。

ここは遺体が眠るお墓ではなく、朝鮮王朝の歴代の王と王妃の「魂」が滞在する場所です。

ぜひ見ていただきたいのが、中心に建つ「正殿」という巨大な木造建築。新しい王が亡くなるたびに、魂の宿る位牌を納める部屋を横へ横へと増築していったんです。その結果、幅が100メートルを超える、世界でも珍しい長大な建物になりました。華やかな装飾をあえて削ぎ落とした姿が、生と死の境界を感じさせます。

歩くときは、足元にも注目してみてください。敷地に続く少し盛り上がった石の道のうち、真ん中の一番高い部分は、魂だけが通る「神路」です。かつては生きた王様でさえ足を踏み入れることが許されなかった道なので、私たちもそっと避けて歩きたいですね。

ソウルの喧騒が嘘のように、深い森の木漏れ日が揺れています。

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絢爛な王宮の宝物よりも優先して守り抜かれた、ただ横へ横へと伸びる質素な瓦屋根の連なりにこそ、600年続く王朝の執念が宿っています。

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