ソウルの中心にある王宮、景福宮の西側に広がるのが、西村・ソチョンです。
東の北村が端正な邸宅街だとしたら、こちらはもっと生活の匂いが近い。迷路みたいな路地に入ると、ハノクの隣に赤レンガの建物が並んでいて、時間の層がそのまま重なっています。
たとえば、古い旅館が当時の面影を残したまま、いまは現代アートのギャラリーとして使われていたりする。何かを壊して新しくするだけじゃなくて、残して、別の形で生かしていく街なんです。
観光地というより、誰かの日常に少しお邪魔するような居心地の良さがある。気の向くままに路地を曲がって、コーヒーの香りをたどってみてください。
