ソウルタワーを額縁に切り取る、巨大な国立中央博物館
龍山にある開放的な巨大博物館。1階にそびえる13メートルの大理石の石塔と、2階の暗闇に浮かぶ二体の「半跏思惟像」。展示室を出たあとの庭園の緑まで、空間全体が記憶に残る場所です。
文字起こしを読む
ソウルの龍山にある国立中央博物館。巨大な建物の中央がぽっかりと空いていて、そこからソウルタワーが絵画のように見える、とても開放的な場所です。
とにかく広いので、見どころを二つに絞ってお伝えしますね。
ひとつは、1階の通路にそびえ立つ大理石の十層石塔。1300年代に作られたもので、見上げるほどの高さと緻密な彫刻に圧倒されます。どうしてこの塔が屋外ではなく、館内の光の下に立っているのか。その理由まで知ると、見え方が変わってきます。
もうひとつは、2階の思惟の部屋。薄暗い空間に、二体の半跏思惟像だけが静かに照らされています。かすかに微笑むようなその表情と向き合っていると、不思議と心がスッと落ち着いていくんですよね。
そして館の外に出ると、庭園の緑と、外の空気があります。展示室の整えられた空気から一歩出た瞬間の感覚も、きっと記憶に残ると思います。