スポットガイド

行く前に知っておくこと

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宮殿を一つだけ選ぶなら?静かな見学と後苑なら昌徳宮です。後苑は別の時間指定券が必要です。壮大な規模と初めてのソウルらしさなら景福宮を。

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この場所の物語

ソウルの中心部にある昌徳宮(チャンドックン)は、朝鮮王朝の実質的な本拠地です。正宮である景福宮の離宮として建てられましたが、歴代の王たちは広大で直線的な正宮よりも、自然の地形に沿って造られたこちらを好んで暮らしました。1997年にはユネスコ世界文化遺産に登録。敷地の半分以上を占める広大な庭園の深い緑と、王族たちの生々しい権力闘争や王朝の終焉という歴史の体温が、当時の建物の佇まいとともに同居する場所です。

この宮殿の始まりは、自らが流した血からの逃避でした。1392年に建てられた景福宮で、後の第3代国王・太宗(イ・バンウォン)は王座に就くために異母兄弟を惨殺しています。しかし、自らの血族の血が染み付いた厳格な空間に住むことに耐えられなくなった彼は、1405年に東側の自然の中に新しい宮殿を造らせました。それが昌徳宮です。

風水地理の思想に基づき、背後にある白岳山の尾根や谷を平らにして自然を支配するのではなく、地形の起伏に建物を寄り添わせる非対称な配置には、太宗の安らぎへの渇望が表れています。

1592年の文禄の役では、日本の侵攻と王の逃亡に怒った民衆によって宮殿は焼け落ちてしまいます。しかし1610年の再建以降、惨劇の舞台となった景福宮が「不吉だ」として廃墟のまま放置されたため、昌徳宮は約270年間にわたり朝鮮王朝の実質的な正宮として機能することになりました。

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