韓屋村から陸橋を一つ渡ると、急に風景がポップに色づきます。ここはチャマン壁画村。
急な斜面に家が身を寄せ合うこの場所は、かつて「タルトンネ」、つまり「月の村」と呼ばれていました。詩的ですが、その呼び名の奥には少し残酷な事情もあって、その話はまた次の章で。
今では細く曲がりくねった路地が、楽しい散歩道に変わっています。息を切らして階段を登り角を曲がると、突然どこかで見覚えのあるキャラクターたちが壁一面から顔を出してきたりするんですよね。
丘の上のちょっと風変わりなカフェを見つけたら、屋上に出てみてください。すぐ下には韓屋村の渋い瓦屋根が広がっています。その伝統的な景色と、いま自分がいる鮮やかな路地とのギャップがなんとも不思議なんです。
カラフルなアートのすぐ裏側では、今も地域の人たちがごく普通に暮らしています。迷路のような小道には、そんな飾らない生活の息遣いもそっと流れていますよ。
